西教寺のつぶやき

掲示板紹介by主事

2025-12-10
掲示板紹介by主事
来週からの掲示板。

学生の頃、寮の先生に言われたことが私の金言になっています。

 「仏教の常識は世間では非常識、世間の常識は仏教では非常識。」

意味を取り違うと危うい言葉ですが、私には自分が物事を熟考していくきっかけに
なるため、とても大切にしている言葉です。

よく自分のことは自分が一番わかっている!と言われますが(私もついそう思ってしまう…)、
果たして本当にそうでしょうか?
「自分がされたら嫌なことはしない」そんな当たり前なことを幾度となく繰り返し破ってきた自分がいます。
過去を振り返ると出るわ出るわ…。親とケンカし、兄弟とケンカし、友人、恋人とでさえもケンカしてきました。
なんでケンカになりますかね?お互い先の精神だと起こりえるはずがないのにねぇ?
あ~ヤダヤダ。
わかっているけどやめられねぇ。ですかね?

いえ。わかってないんです。
『自分』を。自分の心の読み方を。
なぜなら、ケンカのときはいつも「だってあいつが」「だってそっちが」「だって俺は間違ってない」…。
『だって』ばかりが頭につき、自分中心で相手の心が一切抜けてしまってるんですよね。

ケンカって後悔多くないですか?冷静になってくると大体自己嫌悪に陥ります。
そんなとき、寮の先生の言葉を思い出しながら考えるようにしています。
仏教とは「法」で世間とは「私」と置き換えて。
そうすると自分の心が見えて読める気がするんですよね。

そのことを問われた過去エピソード、私の人生の大事件のひとつ「ネパール事変」。
これは私に最高の『宝』を作ってくれた大事件でした。
海外まで行って大ゲンカ。きっかけは本当に他愛もないこと。
お互い譲らず、負けまいと必死に我を通し続けた結果、
帰国後一か月も引きずることになろうとは…。

しかし、相手がお互いに考える時間と許しあう心、
そしてちゃんと私という頑固で面倒くさい人間と向き合ってくれる人物であったことがよかった!
いうまでもなく、大親友といえるとても大切な存在『宝』となりました。
仲直りしたときにその時の心情を語り合ったところ、
お互いに「ヤベエ…。アイツの言ってること正論すぎる…。このままじゃ負けちまう。」と何度も思ったとのこと。
今では良い笑い話です。

 『自分の心の読み方を知ると、他人の心の英知を知る』

ん~なるほど。なるほどです。
と振り返ることができる青くさい春のエピソード。
TOPへ戻る